「人の本来もつ個性が発揮される状況」を
つくり合うこと
この言葉は、たまたま2021年の元旦に寄稿させてもらった新聞の記事のタイトルです。これまで生きてきた自分の根っこの部分でもあり、これからも是非ともこれからもやっていきたい思っている。
私は過度な利益や効率の追求で大切なことを見失ったり、発揮できない人が生まれる状況に、とても心が”ざわざわ”とします。 10数年前から社会課題と関わるプロジェクトへの関わりが増えたのも、人がその人らしく存在することを阻害する社会に反応しているからだと思う。
これまで様々な「共創」の場面に立ち会ってきた。セクターも超える企業や自治体、市民の共創のプロジェクトの現場です。世の中にはたくさんの資金や急激な速さと声の大きさで1社だけで実現できる事業もあるけれど、共創は従来の仕事の組み立て方ではなかなかうまくいかないように思います。それぞれの立場や状況があるなかで、たくさんの人のあり様に配慮しながら、自分や会社の存在を位置付けたり、貢献し合っていかなければならない。一般的なビジョンや計画なんかを決めすぎてしまうことが邪魔になってしまうことも多い。
私が関わりたいのは、それぞれの善根が発揮されながら、やさしくて前向きで応援しあうような試みの集合体だ。組織や肩書きを超えた個人の内発的動機から立ち上がっていく実験場だ。こっちのほうがおもしろいし、多様な結果や結論が生まれていく。それこそSILKでいうところの「ソーシャルイノベーションの民主化」だ。
そして、わたしはその内発的動機から共創事業を仕立てることと伴走支援がものすごい得意である。下の名前(展広)にもオープン・イノベーションが入っているくらい、この役割がしっくりきている。
これからもおもしろい人たちと一緒に進めていきたい。
ご一緒できることがあれば、お声がけください
2021/01/01
